ポストペット研究報告

 新しくホームページを設営して最初がこのような軟派な記事であるというのも何なのだが、ポストペットである。

 メールソフトと育成ゲームを組み合わせるという、星新一も言っていた「異質なものを組み合わせる」方法によってアイデアが出されたものと推測できるが、この組み合わせは大当たりだったようだ。メールを自分の飼っているペットに運んでもらうという形式にすることで、自己完結しないで他人との関係の中で楽しみを見ることができる。メールソフトだけに育成が自分だけでは出来ず、必ず「他者」を必要とするのも普及に当たって有利な点である。世の中なにが面白いといって人間ほど面白いものはないので、究極のゲームとはやはり他人との対戦になると私は常々思っているのだが、それをソフトな形にすれば他人とのコミュニケーションということになる。ポストペットは、ネット対戦ゲームの最もソフトな形ではないだろうか。

 とにかくこのアイデアに感心して、早速製品版を購入して試してみた。一応ウィンドウズ、マックの両方に対応(最近、これはちょっと偉い)とはいうものの、それほどのネットワーカーではない私としては頻繁に普段の交友関係でペットをやり取りすることもなく、勢い興味は内部的な構造というか、カスタマイズへの欲望へと転化していった。

 そうした研究成果の一つ、オリジナル部屋「SF魂」をいまここにアップロードする。Mac用は揚野'Kyonta'雄二さんが作られたMac用のソフト「お部屋エディタ」、Windows版は、TomoさんのPPお部屋ビルダーによるものだ。どうぞお試しいただきたい。


(1999年1月24日追記)
 もはや誰もこのページがあるということを覚えていないような気がする今日この頃であるが、実はコツコツとこの「SF魂」部屋の改造を続けていたのである。本日いよいよ、新バージョンとして公開しようと思う。全体に奇麗にして、かつポストペットバージョン1.2で、普通のメールがドアの横のメールボックスに届くことに対応して、物質転送装置(のつもり)を描き込んでみたりしている。なお、「お風呂」は「超音波洗浄器」、「宝箱」は「タッチパネル式コンピューター」のつもりである。

(1999年1月25日追記)
 部屋とおやつのWindows版を追加。また、部屋の新バージョンについて、Stuffitの旧バージョン使用者がまだ多いことを考慮して、MacLHAで圧縮→BinHex変換したものをアップロードしました。これならStuffit Expander 4.0でも圧縮を解けると思うのです。
 あと、PostPet2001でも互換性は保たれているようなので、一応使用できると思いますが、なにぶん私が持っていないので未確認です。ただし、Windows版についてはデモ版で動作を確認しました。たぶん大丈夫です、たぶん。

(2001年2月28日追記)
 部屋とおやつのWindows版が使用できない、という連絡を受けました。なぜだかわからないのですが、新旧の圧縮形式の互換性の問題かなにかだと思います。ウィンドウズ系のアイテム群を、無圧縮状態でアップロードすることにしました。ちょっとサイズが大きいですが、勘弁して下さい。


 
これが私のオリジナル部屋「SF魂」だっ(左)。外はエアロックになっている!(右)

「SF魂」Macintosh版をダウンロード(BinHex, Stuffit5.0圧縮, 72KB)
「SF魂」Windows版をダウンロード(無圧縮, 342KB)


 おやつも作ってみた。Mac版は同じく揚野さん作のおやつエディタ、ウィンドウズ版はこばやしけんいちさんのPostPetおやつエディタによる。何が入っているかはお楽しみ。

「SF魂」おやつセットMacintosh版をダウンロード(BinHex, Stuffit5.0圧縮, 7KB)
・「SF魂」おやつセットWindows版をダウンロード()(無圧縮)


※Stuffit 5.0形式で圧縮してありますので、それ以前のStuffit Expanderではうまく展開できないようです。お手数ですが、新しいExpanderをダウンロードして試してみてください。
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