ユニット解説

渡辺
 このゲームでは歩兵に相当するユニットである。最も安価で徴募できることから、常に部隊の主力となる。近距離攻撃しかできないという欠点はあるものの、バランスに優れていて使い勝手がよい。経験値をためてクラスチェンジを行うことで、限定的だが遠距離攻撃も可能になる。しばしば終盤に敵が大量投入するので、相性のいい斉藤系、会沢系のユニットで対抗したい。武器は渡辺剣。渡辺槍。

渡邊
 渡邊の状態で徴募も可能だが、渡辺が経験値100でクラスチェンジもできる。優れたバランスをそのままに、攻撃力と防御力が増して、さらに使いでのあるユニットとなっている。序盤は敵のボスがこの渡邊であることが多い。武器は渡邊長剣。渡邊長槍。渡邊長槍は投擲することもできる(射程距離2ヘックス)。

渡邉
 渡辺から経験値110でクラスチェンジが可能。渡邊を選ばなかった場合、こちらに進化することになる。移動力を犠牲にして防御力に特化した渡辺で、部隊の盾として用いられる。序盤の攻勢では部隊の展開について行けないことが多く、あまり役には立たないが、ゲーム終盤では大活躍が期待される(守勢にまわる展開が多いということだ)。武器は渡邉盾。渡邉パイク。

渡部
 渡辺、渡邊、渡邉がアイテムを使ってクラスチェンジを行う。中距離攻撃が可能なボムを装備する、渡辺系ユニットとしては変り種のクラスで、渡辺と移動力が変わらないので混成部隊をつくりやすい。特に厄介なのは敵として登場する場合で、渡辺と思って斉藤などで攻撃すると思わぬ反撃を受ける場合がある。反面、敵のAIはしっかり区別してくるので味方としてはあまり使い出がない。特に、渡邊や渡邉からだと明らかなグレードダウンになるので注意したい。武器は渡部剣。渡部ボム。

斉藤
 弓を装備し、中長距離の攻撃を得意とするユニット。敵の射程外から攻撃すると反撃を受けないので一方的な攻撃ができるが、反面、接近戦能力はなく、防御力も弱いので懐に斬り込まれるとほとんど何もできなくなる。城壁や前線に並べた渡辺の後ろから敵渡辺を攻撃するのが定石。卑怯ではない。これは戦略だ。武器は斉藤弓。

斎藤
 斉藤が経験値125でクラスチェンジする斉藤の上級職。攻撃力と射程が増した斎藤長弓は味方としては頼もしく、敵としては恐怖の的だが、接近戦に弱いのはまったく変わらない。せっかく育てた斎藤隊が渡辺にばたばた倒されていくのは悲しいを通り越してなんだか笑える。武器は斎藤長弓。

齋藤
 斎藤が経験値275でクラスチェンジする斉藤系最強のユニット。射程距離は実に6ヘックスに達し、ついに複数攻撃が可能な武器を装備した。齋藤一人を無数の渡辺で囲んで移動する「齋藤ファランクス」は中盤までのフィールドでほとんど無敵の威力を発揮する。ただ、このレベルの上級職としては防御力生命力は低く、無理はさせられない。斉藤との撃ち合いなどもってのほかである。武器は齋藤連装弓。

齊藤
 斉藤が経験値200でクラスチェンジ可能となる、斉藤のもう一つの上級職。攻撃力が齋藤に比べやや低い代わりに、攻撃後の移動が可能となっている。一撃離脱の使い勝手がよいが、終盤に使い道がなくなってゆくことを考えると、斎藤に成長させるほうが無難かもしれない。武器は齊藤クロスボウ。

萩原
 移動力を誇る騎兵ユニット。長距離を移動して敵の背後に回りこむ電撃戦を得意とする。マップ15「セイバー平原」では主力として大活躍する。反面、一箇所にとどまっての持久戦には弱く、防衛線を作る戦い方には向かないので、中盤以降、徐々に活躍の場を奪われてゆく。武器は萩原槍。突撃の威力は強力無比である。

荻原
 長距離攻撃力と移動力を兼ね備えた馬上弓兵ユニット。渡辺と斉藤のように組み合わせて使用することを想定されていると思うが、萩原が防御に関してあまり役に立たない上、防御力が低めなのでそれほど使い勝手はよくない。脅威なのは敵として登場する場合で、死角から現れた荻原隊が自殺覚悟で虎の子の會沢あたりを射殺していったりする。武器は荻原弓。軽量で取り回しが楽。

会沢
《火》などの魔法を使って攻撃する貴重な魔法使いユニット。斉藤系と似ているが、近距離でも攻撃可能であり、また魔法による攻撃は敵の防御力にさほど関係ないという特徴がある。武器は魔法力が尽きた場合だけ使用する会沢短刀。

会澤
 会沢から経験値375で成長する上級ユニット。攻撃力を強化した魔法を使用する。複数攻撃が可能な《超高温生物浄化大燃焼》などそりゃもう快適な攻撃力を発揮するが、会澤ばっかりに経験を積ませると終盤まで主力が渡辺と斉藤だけ、という悲劇が訪れることもある。武器は会澤短刀。会沢短刀よりちょっと長いらしい。

會沢
 会沢が経験値75でクラスチェンジする。回復と攻撃補助の魔法が強化されたユニットで、渡辺や斉藤の補助として部隊の中核をなす。比較的低い経験値でこの系統最強の會澤を作ることができるが、會沢自体の経験値は《深爪》などのわずかな攻撃魔法だけでコツコツ稼ぐ必要があるので、成長は平坦な道のりではない。武器は會沢棒。この攻撃力も低い。

會澤
 会澤から(経験値900)、會沢から(経験値125)の二つのルートでたどり着く、会沢系最強のユニット。攻撃系、回復補助系の両系統の魔法を使うことができる。ただ、会澤に比べて使える攻撃魔法の数は増えていないし、一ターンで使えるのはどちらか一つだけなので、強いというよりはどちらかというと「便利」という感想になるのはやむをえない感じである。魔法が尽きてもけっこう強いのが特徴。武器は會澤メリケンサック。

草薙
 将棋なら王将に相当する、主人公である。基本的に渡辺に似た属性を持つユニットだが、伝説の武器を装備しているので攻撃力はある。ただ、防御力生命力はそれほどでもなく、しかもこれを殺されたら即ゲームオーバーになるので戦力として計算できるかというとそうでもない。武器は草薙ソード。

草なぎ
 草薙がアイテム《王家の冠》を使ってクラスチェンジする。失うとゲームオーバーになるのは草薙と同じだが、敵の大ボスを倒せるのは草なぎだけなので、弱らせた敵を誘い込んで草なぎにとどめを刺させるなど、レベルアップを怠らないようにしなければならない。これを後半の防衛戦でやろうとするととてつもなく苦労するので、実質的にマップ27「ヴォネガ島」までが勝負か。それにしても、草なぎ。名前だけ見ると、とてつもなく弱そうなかんじがするのはなぜか。もうちょっとなんとか、ならなかったのか。


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